今日は床の下についてお話したいと思います。
なんでかっていうと、下地によって床の性能は大きく変わってくるからなんです
例えるなら、いくらハイブランドの服を着こなせていても心が荒んでおられると
ハイブランドも嫌味にしか見えなくなるじゃないですか。。そーゆーのと一緒です
、たぶんですが。。。。よーするにいくらいいフローリングだろうといい床材だろうと
下地がしっかりしてなければベニヤ以下になるってこともありえます
一言に下地って言ってもけっこー種類があるんで、わかる範囲ではなします
①在来工法・・・よーするに日本の昔からある木を組み合わせてつくる二重床です
松や杉などの針葉樹がおもな材料で 束、大引き、根太で
構成されています。経年変化で伸縮が起きて隙間や緩みが
音が鳴ったり、ちょっと踏んだら下がったりなんてことも
あります。でも床下に空間を作ることで換気できるので湿度の高い日本
では理にかなっている工法です。主に戸建て住宅に今でも多いんじゃない
かな。
②鋼製組床・・・鋼製っていうくらいなんでよーするに鉄です。。↑の在来の部材を鉄
に変えたもの。強度は強いです、でも在来に比べるとコストがかなり
かかってしまいます。あとは自重もあるので木造住宅ではまず採用
しないですね。主に体育館や重量物が通る場所なんかで使うことが多い
ですね。コンクリートの土間に直接固定するため遮音性能はあんまり
です。一応各メーカーでだしているがちょっとうーーーーーんって
やつしかない
③置床・・・・これが今のマンションとかの集合住宅ではほとんど採用されている
タイプ。パーチクルボードっていう廃材をチップ状にして圧縮して固めた
ものにゴムのついた支持脚つけて並べていくって感じ。簡単に言うと
テーブルみたいなやつ部屋に並べてその上に床材を貼ってる感じかな
ゴムの硬度と性能で床の硬さ、遮音性能が選べる。鋼製組床に比べて
コストも抑えられる。住宅、店舗、公共施設等幅広いとこで採用
されている。経年変化による不具合も少ない方。
ただし、メーカーも結構あって粗悪なものも結構ある。万協ってところの
やつが今はいちばんいいとおもう。スラブロック材ってやつが他社では真似
できないんで高いけど長い目でみたらいいとおもう
④スラブ直・・・これはコンクリートの土間に床材貼ったりする方法
高さがとれない所で使われている。マンションのリフォーム
なんか結構多いかなー天井の高さ決まってるからこれしかできないとこ
おおいかな。
⑤重層式・・・これはあんまり日本ではないんですが海外なんか多いと思います
色んな層を重ねて作る床。簡単に言うと砂利→砂→シート→ベニヤみたいに
積み重ねていくタイプ。夏場湿気の多い日本では不向きなんだとおもう
簡単だけどこんな感じで床の下地にも色々とあるんですわ。これ以外にもあるけど
こんなもんで今回はやめときます。最初に戻るけど、いくらいいものを表面に張ってあって
も下地がクソだと割れたり、音が響いたり、寒かったりってあるんで気を付けてください
おしまい